ユニバーサルスタジオの障害者割引まとめ｜割引率・申請方法・サポート内容を徹底解説！

ユニバーサルスタジオ・ジャパン（USJ）では、障がいのある方やその同伴者に向けた特別割引やサポートサービスが充実しています。

この記事では、障害者割引の概要から申請方法、割引率や条件、さらにパーク内のサポート体制やアクセシビリティについて最新情報をもとに詳しく解説します。

これからUSJへの訪問を検討している方やご家族のために、安心してパークを楽しむためのポイントをわかりやすくまとめました。

障害者割引の概要と対象者について

割引が適用される人とは？

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）では、障がいのある方とその同伴者1名を対象に、特別な入場料金が用意されています。

この制度は、より多くの人が安心してテーマパークを楽しめるようにとの思いから導入されています。

年齢に関係なく、該当する障がい者手帳などを所持していることが条件です。

対象となる障がい者手帳の種類

USJで障害者割引が適用されるには、公的に認定された障がい者手帳の提示が必要です。

具体的には以下のような手帳が対象です：

• 身体障害者手帳
• 療育手帳（愛の手帳等含む）
• 精神障害者保健福祉手帳

手帳を持つご本人と同伴者1名までが割引対象となります。

※一部の割引は日によって変動する場合があるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

障害者割引の割引率と条件

チケットの種類と価格差

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの障害者割引では、1デイ・スタジオ・パスを通常料金よりも割引価格で購入することができます。

2025年5月時点での参考価格では、大人1デイパス（通常7,600円〜9,800円程度）が、障がい者割引適用でおおよそ5,100円〜6,600円前後となっています。

同伴者1名にも同額の割引が適用されるため、家族や介助者との来園も安心ですね。

同伴者も割引になるの？

はい、障がい者ご本人だけでなく、同伴者1名にも同じ割引が適用されます。

ただし、この「同伴者割引」はご本人と同時にチケットを購入する必要があるため、必ず一緒に受付してください。

なお、3人目以降の同伴者には通常料金が適用されますので注意が必要です。

チケットの種類は「日付指定の1デイパス」のみが対象で、年間パスや特別イベントチケットは割引対象外です。

来場日ごとに価格が異なる「変動制料金」となっているため、訪問前に料金表の確認をおすすめします。

障害者割引の申請方法

事前購入はできる？

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの障害者割引チケットはオンラインでの事前購入には対応していません。

必ず当日にパークのチケットブースで購入する必要があります。

その場で障がい者手帳を提示して確認を受けることで、割引が適用される仕組みになっています。

混雑日や朝のピーク時は少し並ぶこともあるので、なるべく早めの到着をおすすめします。

当日の持ち物・受付方法

障害者割引を受けるには、以下の持ち物が必要です：

• 障がい者手帳（身体・精神・療育手帳など）
• 本人確認書類（任意。ただし未成年で手帳記載が不明確な場合はあると便利）

受付場所はパーク正面のチケットブースです。

手帳を提示して、本人確認および同伴者の人数を伝えるだけでOK。

その場で通常チケットよりも割安な「障がい者向けスタジオ・パス」を購入できます。

支払いは現金・クレジットカード・電子マネーにも対応しており、そのまま入場ゲートに進むことができます。

障がい者向けの特別サービスと配慮

アトラクションの乗車サポート

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、障がいのあるゲストのために、乗車のサポート体制が整えられています。

たとえば、車いすのまま利用できるアトラクションがあるほか、一時的にアシストしてもらえる移乗支援も可能な場合があります。

各アトラクションの入り口や案内板に「アクセシビリティ・ガイドマーク」が表示されているので、それを目印に動くと安心です。

スタッフ（クルー）に声をかければ、丁寧に対応してくれるのもUSJの嬉しいところです。

ユニバーサル・エクスプレス・パスの使い方

障がいのある方にとって行列での長時間待機は大きな負担ですよね。

そんな時は、ユニバーサル・エクスプレス・パスの購入による時短入場や、アトラクションごとの配慮制度が利用できます。

たとえば一部のアトラクションでは、クルーが待機列に同行したり、列に並ばずに別ルートで案内してくれることもあります。

これらは事前申請不要で、当日現地で相談・確認するだけで対応してもらえる柔軟さも魅力です。

また、聴覚や視覚に配慮した案内方法も導入されていて、誰もが安心して楽しめる環境づくりが進んでいることが伝わってきます。

アクセシビリティとパーク内の設備

バリアフリートイレ・スロープの設置状況

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、障がいのあるゲストが安心して過ごせるように、パーク内全体でバリアフリー対応が進んでいます。

トイレはほぼすべてのエリアにバリアフリートイレ（多目的トイレ）が設置されており、オストメイト設備や介助スペースが備わっている場所もあります。

また、園内の主要なルートや施設には段差のないスロープが設けられており、車いすやベビーカーでの移動もスムーズです。

車椅子レンタルと貸出場所

パークでは車椅子の貸出サービスが行われており、パークエントランスの「ゲストサービス」で受付できます。

台数には限りがあるため、早めの来園か、事前に問い合わせをしておくのがベターです。

利用料金は無料ですが、保証金として1,000円（返却時返金）が必要となります。

また、電動車椅子の持ち込みや補助器具の使用にも柔軟に対応しており、パーク全体がユニバーサルデザインの考え方に基づいて運営されていることが実感できます。

サポートスタッフの配置と対応力

案内所での対応とコミュニケーション支援

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、専任スタッフによる案内・サポート体制が整っており、安心してパークを楽しむことができます。

パーク内の「ゲストサービス」では、障がいに関する相談や各種サポートの案内を受けられます。

聴覚に配慮した筆談対応や案内シートの用意、また視覚障がい者向けには音声による案内などの配慮もあり、言葉に頼らないコミュニケーションが可能になっています。

クルーによる付き添い支援の範囲

アトラクションや移動時には、パーククルーが必要に応じて付き添いや誘導を行ってくれます。

例えば、「エントランスからアトラクション入口まで案内してほしい」「混雑時に安全に移動したい」といったリクエストにも、できる範囲で対応してくれる柔軟さがあります。

もちろん、医療的ケアや個別介助が必要な場合は、家族や支援者の付き添いが必要ですが、スタッフの声かけやサポートだけでもとても心強く感じます。

クルーの皆さんは、「困ったことがあればすぐ声をかけてくださいね」と優しく声をかけてくれました。

この“安心感の提供”こそが、USJのサポート体制の真髄だと私は感じました。

実際に利用した方の体験談

ポジティブな声と感動体験

実際に障がい者割引やサポートを利用した方からは、多くのポジティブな声が寄せられています。

「初めて車椅子でテーマパークに行ったけど、クルーが親身に案内してくれて安心だった」「家族と一緒に思いっきり楽しめて、思い出になった」など、喜びの体験談が多数。

特に印象的だったのは、「スタッフが子どもに自然に接してくれたので、特別扱いされすぎずに過ごせたのが嬉しかった」という保護者の声です。

配慮と尊重のバランスが、USJのホスピタリティの高さを物語っています。

改善してほしい点・今後の期待

一方で、「もう少し事前にオンラインでサポート内容が確認できたら安心」「当日の案内が混雑していて少し戸惑った」という声もあります。

情報のわかりやすさや、スタッフの配置人数については、今後の改善を期待する方も多いようです。

また、「バリアフリートイレの場所がもう少し目立つと助かる」といった具体的な意見もありました。

それでも総じて、“また行きたい”と感じている方が圧倒的多数であることが印象的です。

小さな不便さがあっても、それ以上の楽しさとサポートが得られる場所——それが、今のUSJです。

まとめ：ユニバーサルスタジオの障害者割引は安心のサポート体制が魅力

誰もが楽しめるテーマパークを目指して

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、障がいのある方もそのご家族も、安心して楽しめる環境が整備されています。

チケットの割引制度だけでなく、バリアフリー設備・スタッフ対応・乗車サポートといった配慮が随所に感じられます。

「特別扱い」ではなく、「自然なサポート」の中で笑顔になれる時間がある――そんなパークの姿勢が、多くの訪問者の心をつかんでいる理由です。

事前準備と情報収集で快適なパーク体験を

ユニバをより快適に楽しむためには、訪問前のリサーチと準備がとても大切です。

公式サイトでの最新情報の確認や、当日の持ち物リスト、サポート体制の把握は、安心感につながります。

スタッフの声かけ・案内も頼りになるので、遠慮せずに相談してみてくださいね。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、誰もが笑顔になれる、やさしいテーマパーク。

障害があってもなくても、「行ってよかった」と心から思える体験が、きっと待っています。